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  3. 【vol.42】 アコヤ貝の霊を鎮める真珠祭

このまちえぇやん

<チャンネルガイド2019年10月号に掲載した内容です>

(2010年の真珠放生の様子)

アコヤ貝の霊を鎮める真珠祭
更新日:2019年9月20日
 真珠の養殖業が盛んな志摩市阿児町・賢島(かしこじま)では、毎年10月22日に真珠祭(しんじゅまつり)が開かれている。真珠の母貝(ぼがい)となるアコヤ貝の供養と真珠養殖業の発展を願うもので、今年で69回目となる。
 真珠はアコヤ貝に核を入れて作られるが、真珠が取り出されるとアコヤ貝はその生命を終える。まさに、真珠のために生命を捧げるというわけだ。真珠供養は、そんなアコヤ貝の霊を鎮めるために行われている。
 供養は真珠の供養塔が建てられている賢島の円山公園(まるやまこうえん)で行われる。僧侶によってお経があげられ、その後賢島港で母貝と真珠玉を海に返す、放生(ほうじょう)を行う。
 そのほか、地元の幼稚園児による踊りの披露や、アコヤ貝の出汁がとても美味しい味噌汁「あこや汁」が振舞われる。中でも人気なのは、最後に行われるもちまき大会。投げられる紅白の餅のいくつかには当たり券が入っている。当たり券は、真珠のペンダントやネクタイピン、ブローチなどの真珠製品と交換できるという真珠祭ならではの豪華なもちまき大会だ。 
 神明(しんめい)真珠養殖漁業協同組合の関係者によると、昔の真珠祭では大漁旗の船が連なって海上パレードが行われていたが、養殖業者の減少に伴い、海上パレードは行われなくなった。この20年間で養殖業者も約3分の1になり、高齢化や後継者不足の問題を抱えているという。しかし、形を変えながらも真珠祭は毎年行われている。アコヤ貝に感謝し供養する気持ちと、養殖業の発展を願う気持ちは変わらず続いている。
◆真珠祭
 日 時  2019年10月22日(火)午前10時30分~
 場 所  円山公園、賢島漁港(志摩市阿児町神明)

≪スケジュール≫ 
午前10時30分 真珠供養
  11時10分 母貝放生
  11時20分 真珠放生
  11時30分 ちびっこ踊り
正午      もちまき大会

※雨天の場合、ちびっこ踊り、あこや汁のふるまいは中止。真珠供養行事は賢島宝生苑で行います。

過去の掲載分

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